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テレワーク・チュートリアル
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通信サービス
テレワーカには、本質的に情報通信の活用が欠かせません。近年のIT技術の進歩はテレワーカに大きなメリットをもたらしています。
テレワーカの業務特性に合った情報通信機器と通信サービスを上手に活用することによって、会社内のベースオフィスにいる場合と同様に情報の共有が可能になり、効率的で創造的な作業環境が作れるようになりました。
一昔前までは、テレワーカの情報通信といえば、電話やファックスが主たるものでした。
これらは現在でも広く利用されてはいますが、テレワーカの生産性を向上し、その普及の原動力になっているのは、インターネットとパソコン、それに携帯電話などのモバイル機器です。
(ブロードバンドの普及)
この1年あまりの間に、インターネットの使い勝手を飛躍的に向上させた要因ひとつは常時接続型のブロードバンドネットワークが一般家庭にも普及したことです。ことにADSLの低価格化がその普及に拍車をかけ、在宅型テレワーカの有力な武器となりました。
月額2千円台の固定料金で12MbpsのADSLサービスも提供されています。インターネット上での画像などの情報量の多いWEBサイトの閲覧のみならず、WEBベースで作成された会社内の共有データベースへのアクセスなど、データ容量が大幅に上昇しても短時間で転送でき、作業効率の向上に役立っています。
ADSLを利用するテレワーカに対して行った米国での調査によると、従来のダイヤルアップによる方法に比べ3倍も生産性が向上したとの報告もあります。
FTTHと呼ばれる家庭への光通信サービスも開始されており、将来は通信のみならず放送もすべて光通信に移行するといわれています。
(ネットワーク機能の充実)
通信ネットワークの進歩もさることながら、パソコンや携帯機器のアプリケーションソフトの充実も見逃せません。
一番よく利用されているのは電子メールソフトではないでしょうか。相手が不在や多忙中であってもメッセージを送ることができ、受信者は自分の都合に合わせて読むことができます。また、多数の相手に同時に連絡できること、料金が安いこと、記録が残るなどのメリットがあります。電子メールの最大の武器は、作成した文書を添付文書という形で送ることでしょう。これはテレワーカにとっても有力なツールになります。
パソコンを使った経験のあるほとんどの人は、インターネットエクスプローラなどのWEBブラウザのお世話になっているでしょう。ブラウザの操作はオフィス系のソフトに比べて直感的に操作ができます。特にマニュアルがなくても容易に欲しい情報にたどり着くことができます。スクリプトを使えば動的なWEBページも作れます。データベースと連携すればWEBブラウザ上からの検索も可能になります。企業内での情報共有の手段としてこのようなイントラネットサーバを設ければ、テレワーカにとっても非常に利便性の高い情報共有のツールになるでしょう。
グループウエアといわれるソフトを活用することで、チーム内の共同作業や知識の共有を図ることができるようになりました。また、インターネット電話やビデオチャットのような技術を利用して、音声や画像での会議が会社内とテレワーカとの間で容易に行うことができます。テレワーカの孤立感を解消するという効果も期待できます。
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