最近はやりのカメラつき携帯はモバイルワーカにとって立派な武器(ウェポン)になる。
文章ではなかなか伝わらないことも写真に写して送ると一目瞭然ということがよくある。 例えば展示会。ライバルメーカの商品を店頭で見つけたときに、すぐさまモバイルを取り出してパシャととり、それを社内の関係者に送信する。解像度は悪いがファイル容量は小さくてすむから、受信側でも容易に開くことができる。 世の中、スピード時代である。小型でどこにでも持ち運べ操作が簡単であると活用のシーンが一挙に拡がる。 世界中をとびまわり記事を書くフリーランスは無論のこと、一流のビジネス戦士はこうした携帯事務機器を工夫している。
ダイエーの中内さんは現役の頃に7つ道具を常に持ち歩いていたという話を堀紘一さんのセミナーで聞いたことがある。 そのうち印象に残っているのはカメラと小型のはさみである。カメラは商店街などで興味をもった商品やライバルメーカの新商品などを見つけたときに記録するため。小型のはさみは新聞や雑誌などを切り抜くのに使っていたらしい。確かに新聞記事はスクラップしようと思うことは多いが、後からやるのはなかなか大変である。何日付けのどの紙面であったか探しあてるのに手間がかかるし、すでに捨てられてしまっていることも多い。
小型のテープレコーダーもあった。 興味ある話をその場で記録しておくとものである。これらの道具はバックとかに入れて持ち歩いているのでなく、全て背広のポケットに入れていたそうである。背広にはポケットが多いが、7つも収容しきれないからポケットの数を増やした特注製であったという。 (2月20日)