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    63. 「さらばネクタイ」

仕事の能率、特に、自由な発想が必要な作業の場合、服装も影響する。 テレワークでは自分のスタイルに合った服装が選べるということが生産性向上の一つの原因であるに違いない。誰が見ているというわけでないから個人の好き好きで仕事がしやすい楽なものを着ることができる。  特に男性の場合はノーネクタイというのがいい。研究部門やソフトウエア開発部門などのオフィスでは、服装が割合に自由でノーネクタイは当たり前であるが、ホワイトカラーのオフィスでは背広にネクタイが制服である。

在宅テレワークでは、このネクタイ締めから逃れられるというのが服装における第一のメリットである。喉元が開放されているとそれだけで自由で柔軟な思考ができるような気がしてくる。指導員と相談する人イメージ

服装に関して次に有利な点は靴をはかなくていいことだろう。 別に脚の裏で思考するわけではないのであるが革靴から解放された感覚は悪くない。 冬季はまだしも高温多湿の真夏においてもネクタイで首を締めつけ、水虫でお悩みの足を革靴で包むのは日本の気候にそぐわない悪しき習慣である。 労働形態から服装まで柔軟にすることで夏場の冷房設定温度を1度でもあげることで地球温暖化の防止にも役立つのである。

(6月9日)