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    56. 「Star of the Week」

米国在住のおり、息子が通っていたバージニア州の公立小学校での授業にスターオブザウィークというのがあった。

一般的には、「Show and Tell」といわれるものである。 子供たちが主役になり、クラスメートの前で「話し、自己PRすること」が課題の授業である。 その週のスターは、月曜日に教室の掲示板に自己紹介を大きな紙に書いて貼り出しておく。 例えば、好きな色や食べ物といった他愛もない事柄である。 加えて、自分が大切にしている「お宝」をもってきて陳列しておく。 おもちゃありカードあり、サインボールあり色々である。   金曜日になると、この「お宝」などを話題にスターが皆の前で話すのである。そして、クラスの子供たちは各自、感想を書いてスターにあげる。 「私も緑色が好きで同じだ」とか、「カードはクール(かっこいい)とか様々である。かくして子供のお宝が一つ増えることになる。星の絵を持つ少年イメージ

このような「Show and Tell」の授業は、小中高の学校で広く行われている。以前の読売新聞記事(3月10日)によると、なんでも3歳児の保育園でもやっているとのこと。人見知りの子供も、仲間の熱気に押されて、次第に話がうまくなるのだそうだ。なるほどこれだから米国人が話し上手のわけである。口べたな筆者は痛く納得してしまった。

(5月21日)