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    51. 「eラーニングもブレンドがお勧め」

珈琲にはブレンドがいいが、eラーニングでもブレンドがお勧めである。この場合のブレンディングとは、研修コースの目的に応じて、様々な資料や学習方法を組み合わせるという意味である。 最も一般的なのは、基礎的な知識やマナーをeラーニングで学習しておき、第2段階では集合研修で補強するものである。

例えば、顧客対応についての研修。お客様への挨拶や応対、身だしなみなどのマナーについての基礎知識をネットを使って頭に入れておく。ビデオやナレーションが入ったプログラムであれば理解が早められる。これでわかったような気がしても、実際にはやってみないとうまくいかないものだ。ホットコーヒーイメージ

そこで第2ステップでは、生身の人間同士での実習訓練を行うのである。この時に、基本的な知識が頭に入っているかどうかで結果に大きな違いが出る。 機器の操作訓練のような場合にも、eラーニングで基本的な知識を学習するのがいい。航空機パイロットのフライトシミュレーションが代表例である。初めから、実際の飛行機で訓練を行ったら、同乗する教官の命はいくつあっても足りない。

ブレンドするはこれだけに限らない。プリントや書籍、CDROMなど何でもいい。目的にそって、オリジナルブレンドのコースを作るのがいい。最初から完璧をねらわずに、徐々に改善すると割り切って考えることである。 ベンダーが提供している市販コンテンツをうまく利用するのも手である。これらを一から社内で作っていては大変である。基本的な部分はほとんど共通だから、これを利用して無駄な労力を省き、オリジナル部分で風味をきかせるというブレンドがいい。 (5月12日)