このようなダブルディスプレイをワンセットにした製品も出回っている。
松下が出している製品(写真:同社ホームページより)は、約16インチのディスプレイが2台ついている。 おもしろいのは、写真のように、ディスプレイを支えるアーム部分を操作することで、ディスプレイを回転できる点である。 90度回転すると縦型ディスプレイになる。 180度回転させ、裏向きにすると、机をはさんで向かい側に座った人に画面を見せることができる。 顧客との対面業務に都合がよさそうである。
ディスプレイが2つあると、一方の画面のデータをみながら他方で文書を作成するといった作業などが容易になる。 このメーカによる調査では、一方の画面を参照しながらの作業で10%、ウィンドウからウィンドウへ情報をコピーする作業では27%もの効率の向上を実証したとのこと。
パソコンの操作訓練などの研修にも便利かもしれない。 例えば片方の画面は、ソフトの操作方法についての説明を見て理解するという目的に使い、他方の画面は、これと同じ操作を自分で実際にやってみて確かめるというように使うことができるだろう。
価格もパソコン2台分位になるが、パソコンでの作業が多い職場では有効な設備投資と思われる。 ディスプレイ2つを置くだけのスペースを確保するため、、机の上にある書類の山を片付ける必要があるが。 (5月7日)