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    45. 「SARSとeラーニング」

SARSで閉鎖中の香港の学校がeラーニングによるオンライン授業で学習を継続しているとのマクロメディア社プレスリリース。 http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2003/vitle.html

マクロメディア社はディレクターやフラッシュといったマルチメディアのオーサリング用ソフトで有名だが、SARS危機を製品PRに巧みに利用するとはやはり米国企業だ。マスクをする医者イメージ

発表によると、香港のバプティスト大学では、最新のサーバソフトを利用して、6,500人の学生に対するオンライン授業を行なっているほか、香港の他の60校も学生のニーズに合わせたオンライン授業を配信しているとのこと。 学習プランに沿ってビデオやアニメーションなどの教材を予めサーバに蓄積しておくと、オンデマンドでストリーム配信できる。 学生のPCではフラッシュプレーヤーで再生できる。 この最新サーバソフト(MX1.5)を使うと双方向のビデオやリアルタイムデータが配信できるようだ。

確かに、よくできたeラーニングコースでは、学校での授業よりわかりやすいし、停止や早送りも自由自在。 おまけに友達や先生から風邪をうつされることもない。

ただし、別種の伝染病の危険はある。 コンピュータウイルスだ。悪性ウイルスに感染したら大変である。 パソコンが不調になって講義が受けられないだけならまだいい。 友人や先生にまでウイルスをまきちらすようなことになったら、印象を悪くして落第の憂き目にあってしまうかもしれない。 そこで、こちらを防ぐにはマスクではなく、ウイルスチェックソフトになる。

学校でのSARS対策がeラーニングとなると、会社での対策は、自宅待機を命じた社員にテレワークということになるかもしれない。(4月28日)