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    31. 「学生時代のあなたは何型?」

米国の女性テレワークコンサルタントであるシンシアフロガートさんによると、テレワーカーには最適な仕事場所に関して3タイプあり、それが学生時代の経験と関係があるのだという。(注)

第1のタイプはいわば自宅型である。 このタイプに属する人たちは、自宅、すなわちホームオフィスを最適な仕事場所と考えており、集中を要する大事な仕事を、自宅で効率的に、くつろいだスタイルで行っている。 この人たちが学生の頃は、たいてい寮や下宿、あるいは自宅で勉強していたという。街角の喫茶店イメージ

第2はオフィス型。 仕事場所として好きな場所を選べるのに、わざわざオフィスに出向いていって仕事をするという人たちである。 このような人の多くは、学生時代に図書館で勉強していたという。 自宅ではなかなか仕事や勉強をする気になれないが、近所の図書館は静かだし、周りの人たちが真剣にやっているから、自分もその気になれる。

第3は喫茶店型。 自宅や図書館のように静か過ぎる場所より、少しざわついていたり、好きな音楽が流れている場所を好みとするタイプである。 このタイプに属する人たちは、学生時代には、学生会館、喫茶店、あるいは戸外で勉強していたらしい。 学生時代には試験勉強でさえこうした場所でするのを好んだという人たちは結構多い。 最近、町でみかけるホットスポットにて、ノートパソコンを使って仕事をしている人達は、学生時代にこうした習慣があったのではないかと思う。 珈琲、タバコ、あるいはなじみのウエイター、ママさんが肝心という人もいるかもしれない。

学生時代の経験が関係している理由について、フロガートさんは、大半の頭脳労働者にとって初めて自らの意思で作業をする場所や時間を選んだのが大学時代だったらからだと述べている。

さて、皆さんの学生時代はどのタイプだろうか。 第1や第3のタイプであったなら、オフィスのデスクで仕事するより、テレワーカーになった方が、知的生産性があがるのではないだろうか。(4月2日)

(注) WORK NAKED「さよなら満員電車、さよなら社内の悪口」(シンシア・フロガート、岩田佳代子訳、花風社)より