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    27. 「友は大敵」

NHKのTV番組で、「最も大事な生活必需品は何か」とのアンケート結果を紹介していた。

日本では、第1位はテレビとのこと。TV放送50年ということもあり、TVの存在感としてキャスターは多少誇らしげに話していた。 欧米では冷蔵庫または車が第1位だった。 車、冷蔵庫は日本でも銀、銅メダルであった。 確かに納得する結果ではある。 古くはTV、洗濯機、冷蔵庫が3種の神器と言われたが、TV、車、冷蔵庫は現代の三種の神器なのだろうか。指導員と相談する人イメージ

このうちTVと冷蔵庫は在宅テレワーカにとって、頼もしい友であるが、なかなか厄介な存在である。 昼飯を食べながら世間の情勢はどうなっているかとTVのスイッチを入れるのはいいが、間違ってリモコンのチャンネルをいじってしまうと、思わず見入ってしまうことになる。

また、ちょっと飲み物を一杯と冷蔵庫の扉を開けると、余計な食べ物に手が伸びてしまうことになりかねない。

というわけで、米国のとあるテレワークコンサルタントのガイドブックには、目に届くようなところにTVや冷蔵庫がないことというのがあった。食いしん坊の米国人にとって冷蔵庫はまさに大敵である。

会社のオフィスでも仕事をしながら、口を動かしているワーカをよく目にする。 子供たちが通っていた公立小学校では、授業でよくできたり、宿題を提出するとご褒美にキャンディーをくれるし、授業中に菓子などをつまみ食いする先生もいるというから恐れ入る。 

在宅テレワーカであるAT&Tの知人は、テレワークでの最大の悩みは食べすぎで太ることと言っていたが、彼らの生活を見ているとわかる気がする。 しかし、別に悪いのはテレワークでないのだろう。 オフィスに通っていても結果は同じではないかと、その太った知人を見て思わす言ってしまった。 (3月27日)