業務効率化や社員の健康増進のためにノー残業デーという日をきめている会社は少なくない。 また、同じく業務効率化の一貫としてノー会議デーなるものを決めている企業も多い。 テレワークも、社員の生産性や創造性を向上させるというのが主たる目的である。そこで、これらの日をテレワーク推進デーとしてはどうだろうか。
ノー残業デー、つまり、その日に時間外労働をしなくてもいいように効率的な仕事を促すのであれば、往復2−3時間もかけて会社に出てくるより、自宅やその近くの適当な場所で集中して仕事をする方が更に効率的かもしれない。
ノー会議デーには面と向かった会議を開かなくでも仕事ができるということは、電話やメールで事足りるからである。あるいは一人でできる仕事や集中を要する仕事が増えたためである。テレワークの実施を妨げる原因の一つに、会議を設定されてしまうので、出社しないわけにはいかなくなるというのがある。ノー会議デーにテレワークを行なうようにすればそれがなくなるわけである。
勿論、テレワークは誰でもできるわけではないからあくまで「推進デー」である。 テレワーカーには、できるだけその日にテレワークをするように仕向けるという意味である。 都合により別の日にテレワークをするのがいい人はそうすればいい。
(10月8日)