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    105. 「人口表からの発見」

社会保障・人口問題研究所というところが毎年出している「人口の動向 人口統計資料集」というデータブックがある。 人口や出生率、死亡率、結婚率、離婚率などの都道府県別統計や、世界の国別の人口推移などの数表やグラフを集めたものである。

解説や分析があるわけではなく無味乾燥ではあるが、眺めていると色々おもしろい発見(?)がある。3世帯家族イメージ

例えば、日本の人口では、縄文時代からの人口統計がのっている。 それによると今から千年前(平安時代)の人口は約6百万人である。 そして、百年前の明治33年には、4385万人で2000年には1億2693万人だから、この百年間になんと3倍にもなった計算である。このように近世になって急激に増加してきたのだが、この増加もあと3年ほどでピークをうつ。2007年を境に、日本の歴史上はじめて減少に転ずる「人口減少時代」に突入するのである。

そして2006年には、わが国の65歳以上の人口は20%を超えるというのが「主要国の65歳以上人口割合別の到達年次とその倍化年数」という表をみるとわかる。 この20%という数値は、世界中どこの国にもない、つまり人類史上初ということになる。10%、15%のラインはいづれも西欧の長寿先進国の後塵を排したのだが、20%ラインでついに世界のトップに踊りでる。そして倍化年数という欄をみると、わが国の高齢化速度が他国と比較して際立って速いのがわかる。10%から20%になるのにフランスは76年、米国は58年かかるが、日本はわずか21年である。 同表で第2位のフィンランドでも41年だから、わが国はこの倍のスピードということになる。高齢化の速度において、世界各国とわが国は鈍行と新幹線ほどの差があるのである。 (10月2日)